性欲と書いてSEXと読む

 

「やぁ…!!れんじぃ!…抜いっ…てぇ!!」
 
想像以上の大きさと深さに修兵は悲鳴に近い声をあげる。こうなったのは少し前のこと…。
 
 
 
「やっぱ、ここまできたら力づくよぉ!どうせ、あんたらそーゆー仲なんだしぃ!」
 
乱菊はお酒が入ったグラスを片手に恋次に寄りかかる。
 
「力づくは…犯罪ですよ…乱菊さん…。」
 
目が座った状態で今にも意識が飛んでしまいそうな吉良は乱菊のセリフに無意識にも対応している。
 
「吉良…おめぇ、怖ぇよ…。」
 
恋次は右肩に寄りかかる乱菊さんの体制を直しながら、左に座っている吉良へ声をかける。
 
「だぁかぁらぁ力づく!!」
 
「ちからすくはらめれすってぇ!!」
 
ほろ酔いの乱菊と泥酔の吉良が恋次を挟んで言い合いをする。
 
SEXっていうのは最初やったらどうにかなんの!!愛があればできるでしょ!?」
 
「れもぼくはいくらあいがあってもらめらとおもうんですぅぅ!!!!」
 
「あんたらうるせぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
 
深夜12時近く…瀞霊挺に恋次の大声が響いた…。
 
 
 
「修兵サーン。」
 
恋次が座っている修兵の後ろから抱きつき、首筋に唇を寄せる。
 
「…ん…。」
 
修兵が抵抗しないのをいいことに恋次は、修兵が着ている浴衣の帯を解こうとする。
 
「…れんじ…。」
 
修兵の声が少し変わってくる。それを聞いた恋次は肩の方から浴衣を脱がせようとする。その時…
 
「…酒臭ぇやつとヤル気はねぇ。」
 
修兵のその一言によって、恋次の手が止まる。本当は修兵も行くはずであった今夜の飲みは急に入ってきた仕事のため、キャンセルするこ
 
とになった。そんな修兵をほっておいて、恋次は乱菊さんのおごりということもあってか、おいしい酒をほろ酔いになるまで飲んできたのであ
 
る。
 
「…すんません。」
 
恋次のほろ酔いは一気に冷め、手を引っ込めた。
 
「修兵さん…エッチ嫌いですか?」
 
修兵と恋次が付き合い始めてもう2ヶ月たつ。しかし、2人はまだキスどまりな関係であった。
 
 
 
恋次はどちらかというと、性欲が強いほうである。そのため、SEXに対する欲望は人一倍大きい。だから修兵とSEXしたい、と思うのは当然
 
である。また、SEXによってもっと深く繋ぎあいたいとも思っているのだ。
 
 
 
「力づくかぁ…。」
 
昨夜、乱菊に冗談半分で言われたことを思い出す。しかし、だめだだめだと首を振って、違う方法を考える。そんなことを考えているといつの
 
間にか、目的地の修兵の家に着いてしまった。
 
 
 
「修兵さ~ん。」
 
恋次は修兵の家に着くや否や浴衣姿の修兵に抱きついた。抱きつきながら浴衣の帯を解こうとする。
 
「ばか!!」
 
修兵は恋次の手をはたいてどかせる。いつもならすぐに諦める恋次だが、今日は再び修兵に抱きついた。恋次自身、欲も思いも何もかも溜
 
ってきているのだ。
 
「修兵さん…俺…。」
 
「お前とセックスする気はねぇんだよ!!」
 
修兵はそう叫んで、恋次の腕をはたく。
 
「あっ…ごめっ…!ちがっ…。」
 
その後、すぐに自分の言ったことを弁解しようと焦って恋次を見る。すると恋次は今まで見たこともないような冷たい目で修兵を見下ろしてい
 
る。いつもの優しい恋次はどこにもいなかった。
 
「…れん…じ…。」
 
修兵はその冷たい恋次に怯え、声だけでなく、体も震えている。恋次の右手が視界に入ったため、反射的に目を瞑った。殴られると思った
 
瞬間、修兵は床に押し倒され、恋次に両手を頭の上で抑えつけられた。恋次は無表情で修兵を抑えつけ、修兵の浴衣を乱暴に脱がす。
 
「やだっ!!れんじぃ!!」
 
 
 
「ふっ…んっ…ふぁっ…」
 
咬みつかれる様な荒いキスをされ、口の中を恋次の舌で蹂躙される。飲み込めない唾液が口をつたって流れ出す。
 
「んふっ…」
 
修兵は必死に声を漏らさないようにしている。恋次は修兵の白い首筋を思う存分、舐め回した後、軽く歯を立てて噛みついた。
 
「…!!??」
 
まさか噛みつかれると思わなかった修兵は足をバタバタさせて暴れだす。
 
「暴れないで下さいよ。」
 
恋次は笑いながら言うが、その声は冷たく目も笑っていない。修兵は脅え、動きを止める。その一瞬を恋次は逃さず、はだけた浴衣から覗く
 
白い胸元にあるピンク色をした突起に唇をあてる。舌でつぶしたり、舐めたりしながら時々、歯を立てて甘噛みする。また、片手でもう片方の
 
乳首をつまむ。
 
「ふっ…はぁ…ン…ふっ…」
 
唇を噛みながら必死で耐えるが声は漏れてくる。
 
「もっとかわいい声聞かせて?修兵サン。」
 
そう言って思いっきり乳首をつまみ、甘噛する。
 
「ひっ…!」
 
「それそれ。」
 
恋次は修兵の体中至る所にキスマークを濃く作っていく。足の付け根だけでなく、太腿の方まで付けられた頃にはぐったりとしていて、暴れ
 
る気力など残っていなかった。いつの間にか両手の戒めも解かれている。
 
「すげぇ先輩、嫌がってた割にはもう先走りして、トロトロだぜ?」
 
修兵が気付かぬうちに修兵の下半身は何も身につけられていなかった。恋次は修兵の先走りしてぬるぬるのソレを舐め回すように眺める。
 
修兵は見られることに羞恥を感じ、足を閉じようとする。だが、それを恋次に拒まれる。
 
「…っれん…じ…。」
 
「すげぇかわいい!修兵のちんこ。ハハ、もうダラダラ流してんじゃん。うまそう。」
 
恋次はしつこい位修兵のペニスを眺め、指先で先端をはじいた。
 
「っ…うあ゛っ…!!!」
 
はじかれた瞬間、修兵の体がびくびくっと痙攣し、白く濁った液が溢れ出る。
 
「あ…あふ…」
 
「もうイっちゃったんだ?指ではじいただけなのに?修兵も溜ってたんじゃん。」
 
含み笑いのある言い方をされて、修兵は恥ずかしさのあまり涙が溢れる。
 
「でも、イったばっかなのにまだ元気なんだ、修兵のコレ。」
 
ギュッと修兵のペニスをつかみ、やんわりともみしだく。
 
「ふぐぅ…はぁ…」
 
恋次は修兵のペニスをくにくにと扱くと口を近づけて咥える。片手で先端をいじりながら口で裏筋を攻めていく。
 
「ひァ…!!あっ、はぁ、んふっ…ぐぁ」
 
どこからともなく押し寄せてくる強い快感に修兵は耐えきれないと首をブンブン振る。
 
「れん…やぁぁ…はなっして…」
 
修兵は泣きながら懇願するが、恋次は放す気もなく、口をスライドさせながら歯で甘噛していく。
 
「ひぐっ…んんぁ…あぎっ」
 
体が再びビクビクし始め、修兵は恋次の頭を掴んで離そうとする。
 
「やっ…れんじ!…くち…はなしっぁっああああっ!!!!」
 
「…っ!?」
 
恋次の口に中には修兵の精液が広がる。何の躊躇いもなくそれを飲み込むと恋次は着ていた死魄装を脱ぎ始める。袴を下ろし、出てきたも
 
のは修兵のソレよりもはるかに大きく、それは完全に反り返っていた。それを見た修兵は思わず、息をのむ。
 
「修兵の口でイかせてくれよな。」
 
「…んぐっ!!」
 
いきなり頭を掴まれ、修兵の口の中に恋次のペニスを突っ込む。修兵はあまりの大きさと早急さに驚き、苦しんだ。
 
「んむっ…はっ…んっ…」
 
ソレ特有の青みかかった臭いに眉をしかめる。修兵は男性の性器の愛撫の仕方など分かるはずもなく、ただただ口の中でもごもごさせるだ
 
けだった。
 
「はっ…ヘタクソだなぁ、こうすンだよ!」
 
恋次は片手で掴んでいた修兵の頭を両手で押さえ、腰を動かしながら抜き差しを繰り返す。
 
「ふんっ…んっんっ…ん――!!」
 
苦しいが、出すことができなくて涙を流しながら悶えている修兵を見ながら、恋次はうっとりとした目で眺めた。
 
「…ふ…いいよ…修兵…すげぇかわいい。」
 
「んっ…んんっ…」
 
修兵はとりあえず、何が何でも恋次に早く達してもらおうと思い、先ほど自分がやってもらったように歯を立ててみた。
 
「うあ゛っ…!」
 
まさか修兵がそんなことをするなんて思わなかったのか、声をあげ、修兵を一睨みする。
 
しかし、修兵が素人の割には上手いせいか、それとも修兵にされているというせいか恋次は快感に流されてしまう。
 
「ふぐ…ふっ、ん…は…」
 
甘い息を漏らしながら、必死に恋次のペニスをしゃぶる。恋次が絶頂に近いのか、修兵の頭を掴んでいる手の力を少し、強めた。
 
「…はっ…イくぜ?」
 
!?」
 
勢いよく、修兵の口の中に精液が流れてくる。いきなりだったためか、修兵は驚いて顔を離してしまう。
 
「うぁっ…!!…ふぁぁ…」

 

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